京成杯/フェイトフルウォー、リングハミで能力発揮

【競馬ニュース】

“個性派”を何としても、クラシック路線に乗せたい。フェイトフルウォー陣営は、さまざまな工夫をして能力発揮を目指している。「いろいろと試行錯誤をしているけど、ハミをリングバミに替えたことで効果はあった。何とかまじめに走ってほしいんだけど」と伊藤伸師は祈るような表情で話す。

美浦坂路での最終追い切りでも、その効果は見受けられた。馬なりで余力残しのまま駆け上がったが、馬場整備直後で周囲に多数の馬がいたにもかかわらず、スムーズな走りを見せたのは収穫だった。「先週にしっかり併せ馬をやったので、きょうの単走、軽めは予定通り。動きは問題なかった」。ラスト1Fはエラーとなったものの、推定4F51秒台前半の時計にトレーナーは満足げだ。

とにかく我の強さが目立つ。新馬戦では返し馬で騎手を振り落として放馬。場内を沸かせたあとのレースでは完勝を決めて、今度は拍手喝采(かっさい)を浴びた。前走のホープフルSも前半は走る気を見せず、競馬をしたのは直線だけ。「スタートから押していってるのに知らん顔をして、全然ハミを取らず。本気を出したのは100mほどだから、全く息も乱れていないんだもの」とあきれた表情で振り返る。

それでも3着。強敵がそろった前々走の東スポ杯2歳Sでも3着に好走しており、能力が高いことは間違いない。「前走の上位2頭との差は能力じゃない。クラシックに向かうためにも、時間にゆとりはないからね。何とか賞金を加算していきたい」。陣営の努力が報われるか。レースで本気を出してくれることを切に願っている。

提供:デイリースポーツ


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