日経新春杯/ルーラーシップ完勝、ドバイ遠征も検討

【競馬ニュース】

「第58回日経新春杯・GII」(芝2400m)は16日、京都11Rに13頭で争われ、好位を追走した2番人気ルーラーシップが、4角で一気にスパート。1完歩ごとに加速し、同世代のライバルを寄せつけず、2馬身差の完勝劇。2分24秒6のタイムで、重賞2勝目を飾った。熾烈な2着争いは3番人気のヒルノダムールが、1番人気ローズキングダムを鼻差抑えて制した。

初コンビのリスポリは「強い相手でも十分に通用するのが証明できた」と破顔一笑だ。8日の来日初騎乗初勝利を皮切りに、ダートで3勝。芝での初めての美酒が重賞タイトルというあたり、イタリアのリーディングジョッキーは役者がひと味違う。「跳びが大きな馬なので、ある程度の位置にいないと、うまく4角を回れないなと思ってレースを進めた。いいポジションが取れたし、最後も思い通りにはじけてくれた」と会心のVを振り返る。

見届けた角居師は「ハンデ差があったからね。でも、上手に競馬をしてくれた」と穏やかな表情を浮かべる。当初、同じ馬主のローズキングダムとの兼ね合いから翌週のAJCCへの出走を予定していたが、オーナーサイドから快諾を得て参戦に至った。「“調子がぐんぐん良くなっているけど、どうしましょう”とオーナーに相談したら、“いいよ”と。ここを勝ったことで、走れる距離が相当増えますね」。今後は滋賀県ノーザンファームしがらきへ放牧に出され、登録済みのドバイ遠征を含めて次戦が検討される。

昨年の最優秀3歳牡馬ヴィクトワールピサとともに、厩舎の二枚看板へと成長した良血馬。日本の競馬界を背負って立つ日も遠くはない。

提供:デイリースポーツ



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