日経賞/トゥザグローリー、福永「天皇賞へ結果を」

【競馬ニュース】

京都記念で重賞V2を達成したトゥザグローリーは先週に続いて福永がまたがって、栗東CWへ。やや頭の高いフォームだが、大型馬らしいパワフルな走りに、切れもミックス。しまい重点で6F83.9-39.4-12.0秒と鋭く伸びた。

 実戦では約1年ぶり、2度目のコンビを組む鞍上も成長を感じ取っている。「雄大なフットワークで状態はいいと感じました。以前からいい馬だったが、緩さがあった。今は体がしっかりとして集中力も出てきたね。競走馬としては完成されつつある。58キロの斤量は何とも言えないが、大型馬なので響きそうにない。結果を出して、天皇賞にメドを立てるレースをしたい」と先をにらむ。

 今回は転厩初戦。?プレッシャー?と池江師は苦笑いだが「先週の時点でできているし、年明けを使っているのでもうやる必要はない」と納得の仕上げ。「有馬記念(3着)は展開もはまったと思ったが、前走を見たら本物。まだデビューして1年ほど。伸びしろはある」。最強世代の素質馬は着実に成長を遂げる。

 昨年の菊花賞馬ビッグウィークは、四位を背に栗東CWで併せ馬。内のデルフォイ(5歳1000万下)と馬体を並べながら抜群の気合乗り。直線の競り合いもしぶとく制し、0.2秒先着した。6F81.8-37.6-11.9秒。四位は「道中もいい感じだった。レースでは序盤でリズムを崩すと良くないみたい。そのあたりを考え、川田Jにもしっかりと聞いて乗りたい」とイメージした。



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