安田記念 /アパパネ国枝師「男も蹴散らす」

【競馬ニュース】


ヴィクトリアマイルアパパネは昨年の年度代表馬ブエナビスタの猛追を首差かわし、新女王の座に就いた。次の目標は春のマイル王決定戦。国内の牡馬や外国馬を向こうに回し、GI連勝を目指す。紅一点の参戦にも、国枝師は「男もけ散らしてくれるだろう」と笑い飛ばした。

 前走はファンの心を熱くする、女同士の激しいマッチレースだった。相手はドバイ帰りで万全の態勢ではなかったとはいえ、アパパネもまた、絶好調の出来ではなかった。担当の福田助手は「“不安説”まで流れていたようだけど(笑い)、決して体調が悪いわけではなかったんです。ただ、いいころに比べると、何か物足りないという感じ。蛯名さん(騎手)が最終追い切りから上がってきた時“ウーム”と首を傾げていたのも、ボクと同じ感覚だったんだと思います」と振り返る。

 中間は疲れを癒やすことに時間をかけた。坂路とプールを中心に調整し、29日には美浦坂路で4F55.2-13.1秒を馬なりでマーク。「さすがに疲れは残っていたけど、それも徐々に抜けてきています。いつも一生懸命に頑張ってくれる馬。状態さえ戻っていれば、牡馬が相手でもいい競馬ができると思いますよ」と信頼は揺るぎがない。

 国枝師も愛馬に熱い視線を注ぐ。「本当にエライ子だよ。前走時は気配をイマイチと感じた者もいたみたいだけど、オレは心配していなかったよ。若い時はケイコでムキになって走る馬でも、段々と抜くことを覚えるからな。賢い馬だし、レースだけ走ればいいとわかってきたんじゃないかな」。4歳を迎えて古馬の風格も漂ってきた。3戦3勝の府中マイルで、再びドラマのヒロインを演じる。


応援のワンクリックお願いします。

にほんブログ村 競馬ブログ 競馬予想へ 人気ブログランキングへ doramix 日記@BlogRanking ブログランキング