南部杯/トランセンド帰国初戦「負けられない馬」

【競馬ニュース】


日本馬によるワンツーフィニッシュという歴史的瞬間に、日本中が熱狂した3月のドバイワールドC。夢の片棒を担いだトランセンドが、198日ぶりにホームグラウンドに帰ってくる。

注目の帰国初戦。だが現ダート王の視線の先は、すでに来春へ向いている。「じっくりと時間をかけて、来年のドバイまで戦う体をつくってきました。今まではチャレンジャーでしたが、今はチャンピオンとして君臨している。胸を張って立ち向かいたい。当面の目標はJCダート(12月4日・阪神)ですが、ここらで負けられない馬ですからね」。リベンジへの熱い思いを胸に、安田師は凱旋Vを誓った。

やや早めにも思える、7月3日に栗東へ帰厩。坂路とポリトラックを併用して、十分過ぎるほど乗り込まれてきた。9月28日の1週前追い切りでは、栗東DPで6F74秒2-35秒7-12秒6の猛時計をマーク。テンに飛ばした分、さすがにお釣りがなかったが「しまい止まる感じでいこうと思っていた。心肺機能の強化を目的にね。このパターンで調教はずっとやってきている。予定通り」と担当の山下助手は力強い口調で返した。

復帰初戦に南部杯を選択したのは「JCダートへ向かうには一番いいローテだと思ったからです」と安田師。それゆえ、この一戦でエスポワールシチーと初めて肌を合わせることになった。「2年連続で最優秀ダート馬に輝いた実力馬。彼に勝たないと真の意味で称号が得られない」と口元を引き締める。復帰戦でエスポワールシチーに勢いの差を見せつけ、リベンジへの第一歩を踏み出す。




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