サッカーボーイが蹄葉炎で死亡

【競馬ニュース】


JRAは7日、88年のマイルチャンピオンシップ(GI)を勝ったサッカーボーイが同日午前9時25分、北海道勇払郡安平町の社台スタリオンステーション蹄葉炎のため死亡したと発表した。26歳だった。

 サッカーボーイは、父ディクタス、母ダイナサッシュ(その父ノーザンテースト)という血統。3歳時(旧年齢)には阪神3歳S(GI)を勝利。1番人気に推された翌年の日本ダービー(GI)ではサクラチヨノオーの15着に敗れたが、函館記念(GIII)では当時の芝2000mの日本レコード・1分57秒8を叩き出し、秋のマイルCSを4馬身差で快勝した。通算成績は11戦6勝(重賞4勝)。

 種牡馬入り後は、ヒシミラクル(菊花賞などGI・3勝)、ナリタトップロード(菊花賞-GI)、ティコティコタック(秋華賞-GI)、キョウトシチー(東京大賞典-大井)など数々の名馬を送り出し、母の父としてもマイネルキッツ(天皇賞・春-GI、父チーフベアハート)、ツルマルボーイ(安田記念-GI、父ダンスインザダーク)などを出し成功を収めた。

ノーザンファーム 吉田勝己 代表のコメント】
「本当に能力の高かった馬で、函館記念マイルチャンピオンシップの勝ちっぷりが強い印象として残っています。種牡馬となってからも産駒が良く走ってくれました。ここ数年は蹄葉炎で苦しんでいましたが、つらい思いをしながらも種付けをこなしてくれ、本当にえらい馬でした。天寿を全うしたと言えるのではないでしょうか」

小野幸治調教師のコメント】
「私が今まで管理した中で、一番良く走ってくれた馬なのでとても印象に残っていますが、とにかく元気の良い馬でした。今年の5月に牧場であったときはさすがに年を取った感じでしたが、まだまだ元気だという印象でした。

 現役の頃は、4コーナーからさらに後続を引き離して勝つというスタイルだったので、うれしいと言うよりは本当に楽しいという気持ちになったことを覚えています。種牡馬になってからもGI馬を輩出するなど活躍することができて本当に良かったと思います」

河内洋調教師のコメント】(騎手として計6レースに騎乗)
サッカーボーイという名前のとおり、本当にファンの多かった馬でしたね。

 残念ながらダービーは1番人気に支持されながら敗れてしまいましたが、その後の中日スポーツ賞4歳Sを勝ったときは、当時の中京競馬場であのような豪脚を使う馬はそれまでにいなかったので、今でもよく覚えています。そして何よりも、当時の日本レコードである1分57秒8で優勝した函館記念が一番印象に残っているレースです。

 競走馬として一時代を築いた後も種牡馬として活躍しましたし、本当にすごい馬だったと思います」



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