JCダート/ニホンピロアワーズ、悪天候見方に2強を追撃

【競馬ニュース】


ニホンピロアワーズは馬券圏外に去った経験がない。中央、地方とコースを問わずに、デビュー戦から全てダートを使われて[6-4-3-0]と安定して結果を出してきた。初めてのGIの大舞台での大物食いに虎視たんたんだ。

立ちはだかるのは昨年の覇者にして、ドバイで“世界2位”となったトランセンド。そして、前走のみやこSを完勝し、再び頂点を見据えるエスポワールシチー。「2頭が強いよ」。そう語る大橋師だが、白旗を揚げるつもりは全くない。

「どんな相手でも、まとめているからね。潜在能力が高い馬。(武蔵野Sを勝った)ナムラタイタンよりも、こっちの方が先に重賞を勝てると思っていたよ。まだ13戦しか使っていないから、伸びしろの面でも期待できる」。成長力を引っ提げて、難敵に立ち向かう構えだ。

前走のみやこSでは3着。エスポワールシチーに0秒7もの差をつけられたが、一分のスキもない仕上がりで臨んだわけではなかった。当時の最終追いは栗東CWで6F77秒1を計時。ポリトラックばりの好時計をたたき出したが、「前の馬を追いかけてしまって、道中は引っ掛かってしまった。それでも、レースに影響はないと思ったけど、多少なりとも疲れがあったのは間違いないだろうね」と指揮官。この一戦で勝負づけが済んだと判断するのは早計だろう。

今週末は天気が少々崩れる予報。脚抜きのいい馬場も追い風となる。「2頭が前に行くだろうけど、どこまで食い下がってくれるか」。結果次第では、東京大賞典(12月29日・大井)への参戦も視野に入ってくる。自らの未来を切り開くべく、仁川の決戦で大仕事をやってのけるつもりだ。




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