美浦トレセンニュース/AJCC最新情報・ナカヤマナイト、ネヴァブション

【競馬ニュース】


フランスから帰国初戦のディセンバーS(12月17日)を鮮やかに勝利で飾ったナカヤマナイト(牡4)も、南ウッドチップコースで順調に追い切りを消化した。

「フランスから帰国して体が減っていたので、白井で検疫後はすぐ放牧に出し、体を戻すことに集中しました。日本が合っているのでしょうか、すぐに体はフックラしてくれましたね。牧場で順調に乗り込んで、美浦に戻すことができました。帰国初戦に向けて、調教は順調に進められましたし、体も戻っていたのですが、精神面で疲れがあるのではと思っていました。けれども、レースでは中山の坂を突き抜けてくれましたからね。レースを見ていて、先が楽しみになったと感じました。

フランス遠征前はチャカチャカするところがありましたが、最近はそのあたりが良くなってきたと思います。前走後は、意外にケロッとしていて回復も早かったので、早い段階でAJC杯を目標に決めることができました。中間は、正月の変則開催で追い切り日にズレが起こるので、体の疲れが残らないように調整をしてきました。先週の動きは少し重い感じだったので、今日はジョッキーに乗ってもらって少し強めにやりました。前の馬を追いかける形で、前の馬に待ってもらい、直線だけ併せたのですが、良い追い切りができたと思います。

前走後は、脚にばい菌が入って腫れてしまって、1週間くらい軽い調整になったのですが、リラックスできてかえって良かったかもしれないですね。今回は距離が若干長い感じもしますが、このくらいの距離でも活躍してくれないと、選択肢の幅もないですから。今回は古馬との対戦となるので、古馬との差がどれくらいあるのか、それを計る意味でも楽しみな一戦です」と二ノ宮調教師は抱負を語った。

約1年の休養明けだった中山金杯(1月5日)では不完全燃焼の12着と敗れたネヴァブション(牡9)陣営も巻き返しを狙っている。

金杯は1年弱休んでいたけれど、稽古もしっかりやっていたこともあり、マイナス10キロという体重で、走れる状態になっていました。ただ最後、ちょっと前が詰って力が出し切れませんでしたね。金杯を使ってのダメージもなく、中間は順調に来ていますよ。今日の追い切り(北Cコース)は、後ろから追いかける形でした。前に行っている馬には騎手が乗っていましたから、それに引っ張ってもらい、もし速くなるようなら直線では内に入れるように指示していましたが、手応えも良かったですし、外に出しての追い切りになりました。時計的にも満足していますし、状態もいいと思います。

2200mの距離が合う馬が多かったのか、厩舎にとってAJC杯は縁の深いレースです。ネヴァブションにとってもベストの距離ですし、1歩間違えば競走生命も危ぶまれる故障を克服している強い運も持っています。運も実力のうちと言いますし、その実力を発揮してほしいと思います」と伊藤正徳調教師は、相性の良いレースと馬の調子の良さに期待している様子だった。


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