ヴィクトリアマイル/ブエナビスタ、無敗の舞台もアパパネ警戒

【競馬ニュース】


日本中の競馬ファンが熱狂したドバイワールドC。日本馬によるワンツーフィニッシュという、歴史的快挙が大々的に報じられるなか、8着に敗れたブエナビスタ陣営だけが蚊帳の外にいた。

 だが敗因は明らかだ。前半3Fの通過タイムが39秒台。5F地点では66秒台という超スローペースとなり、最後方に構えたブエナにとっては“絶望的”と言わざるを得ない展開となった。

 担当の山口厩務員が当時を振り返る。「前半2Fのラップを見て“駄目だな”と。そりゃみんな余力が残っているよ」。敗れはしたが、力負けしたわけではない。早々と敗戦を覚悟できたからこそ、人馬ともにダメージはない。「あれは攻め馬。強めの調教をビシッとやった感じ」とジョークを交えながら笑い飛ばし、気持ちはすでに切り替わっている。

 帰国後は、前年と同じローテで参戦。ドバイ遠征が不完全燃焼だったこともあり、今年は元気が有り余っているようだ。「思っていた以上に馬体がふっくらしている。歩様は硬いのは硬いが、この一族はみんなそう。(左右のどちらかに)偏ったりするのは良くないが、全然いいよ」。バランスの良さが、好調のバロメーターだ。

 最大の注目は昨年の3冠牝馬アパパネとの初対決。「向こうは順調そうやね」と警戒するが、ブエナ自身、マイルは5戦5勝とパーフェクト。東京コースも「競馬がしやすい」と舞台設定は申し分ない。現役最強牝馬が連覇を飾り、プライドを取り戻すために再び動き出す。


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