ヴィクトリアマイル /女王ブエナビスタ、仕上げに抜かりなし

【競馬ニュース】


復権を賭け、最強女王が鋭く伸びた。ブエナビスタ栗東CWで単走追い。前半はやや掛かり気味だったが、雨に濡れた重いチップを蹴散らす力強さ。一杯に追われたゴール前で手前を変えるしぐさを見せながらも、6F84.0秒-37.9秒-12.4秒をマークした。

 ドバイ遠征帰りでも仕上げに抜かりはない。帰国後の着地検疫を終えたあとはノーザンファームしがらきを経て4月28日に栗東へと帰厩した。1週前には破格の時計(CW6F 78.9秒)をマークするなど、?順調?という言葉がピタリと当てはまる。「先週の時計が速すぎた。きょうはしまいだけでいいと思ったけど速かった。今の時点では一番いいと思う」。決して無理して出した時計じゃない。好調を示す動きに松田博師がうなずく。

 昨年の覇者だ。同じドバイ帰りでGI4勝目を手にしたが、順調度がまるで違うという。「昨年より疲れがない。今年の方が順調に行っていると思う。昨年はローテーション的に厳しかった。今年は(日程的な)余裕がありすぎたぐらい」。勝ったとはいえ、昨年は首差の辛勝。それを上回る出来で臨む今年は圧倒的な実力を見せつけるか。

 連覇、そして史上5頭目となるGI6勝目がかかる。「マイルというのが気になるが、5戦5勝ですから。ぜいたくは言ってられない。長い距離の方がいいけど、東京やったら十分」。中間の雨でコースの渋化も懸念されるが「馬場がどうのこうの言っていたら勝てない。何でもこなさないと」と力を込めた。昨年の年度代表馬が、3冠牝馬を始めとするライバルたちを堂々と迎え撃つ。


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