関屋記念/レインボーペガサス陣営、復帰戦Vに自信

09年5月の目黒記念4着以来となる重賞挑戦に、6歳馬のレインボーペガサスが燃えている。「レース数を使っていない分、馬は若い。すごく気合が入る馬なので、当日のイレ込みが心配なぐらいだ」と寺井助手。半年ぶりの実戦となるが、馬自身は走りたくてうずうずしている。

2月の飛鳥Sを快勝した後は、プール施設のある芳賀牧場で脚元をケアしながら調整し、5月に入ってから宇治田原優駿ステーブルへ移動。7月中旬に栗東に戻った。「ビッシリ乗ってきたからな。帰厩後、1回目の追い切りはボケていた感じだったが、2回目でグーンと来た」。過去には1年4か月ぶりの実戦で3着に好走した実績もあり「休み明けでも走れるタイプ」。自信を持って復帰戦に臨む。

08年のきさらぎ賞の覇者で、同年には皐月賞4着、ダービー5着とクラシックで活躍。脚部不安が出世を妨げたが、高い潜在能力と闘争心はいまだ健在だ。「パワーがあり過ぎて乗り難しい馬だが、癖を知るアンカツさんが乗りに来てくれるのはありがたい。マイルもいいと思うし、どこまでやれるか楽しみ」。復活Vで、再びスターダムへとのし上がる。

スペシャルハートは昨秋から芝へ転戦し、4戦2勝と好成績を収めている。「体質が弱くてダートを使っていた。ここに来て馬がしっかりしてきたから、芝を使っている。普段から芝の走りはいいんだ」と村岡助手は芝適性に自信を見せた。今回は初の重賞。「昔みたいに掛かる感じはないから、マイルも問題ない。スピードを生かしたいね」と期待を込めた。