池添、アヴェンチュラ快勝に「いい根性をしている」

【競馬ニュース】


「第59回クイーンSGIII」(芝1800m)は14日、札幌11Rに14頭で争われ、中団を追走した1番人気のアヴェンチュラが、直線で外から追い上げた10番人気コスモネモシン(2着)との叩き合いを首差制して重賞初制覇を飾った。勝ちタイムは1分46秒6。3着には3番人気のアニメイトバイオが入った。

「この相手にこれだけ頑張ってくれた。成長しているし、強くなっている」。手綱から伝わる成長ぶりに、池添の笑顔がはじけた。

前半1000mの通過が58秒4。初めて肌で感じる激流に、勝負どころでは早々と手が動く。さらに4角手前でコスモネモシンが外からまくりを決め、自ら動かざるを得ない苦境に立たされた。叱咤して窮地をしのぎ、直線では2頭のマッチレース。いったんは前に出られたが「差し返してくれた。大したもの。いい根性をしている」。インからグイッと首を伸ばし、ゴール板を突破した。

昨年の阪神JF4着後に右前第3手根骨の骨折が判明。春のクラシックは全休したが、秋に備えて英気を養った。2歳時弱かった体質は「休んでいる間に芯が入った」。素材の良さに、パワーが加わっていた。

主戦を務めたトールポピーの全妹。姉はオークス優勝後、スランプに陥ったが「イライラする面や頭が高いところは共通するけど、妹はまだレースに飽きていない」。この血を理解する角居厩舎&池添だからこそ、同じ轍(てつ)は踏まない。

今後は16日に放牧へ出され、秋華賞(10月16日・京都)を目標に調整される。「秋は3歳馬同士だし、楽しみ」と夢は膨らむばかりだ。



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