キーンランドC/ビービーガルダンは4度目の参戦で復活Vへ

【競馬ニュース】

適性の高さは疑いようがない。このレースには3年連続で参戦し、08年が2着、09年はV。ビービーガルダンは函館、札幌の洋芝で[5・4・1・2]の好成績を残している。
ただ、昨年4着後は不振にあえいだ。スプリンターズS、阪神Cで2桁着順の大敗を喫し、年が明けた阪急杯でも8着。高松宮記念では10番人気の低評価となったが、結果は4着。5着からの繰り上がりとはいえ、久々に地力の高さを示した。

「どうも調子が上がらなかったけど、高松宮のときは復調を感じていたんだ。それであれだけ頑張れた。前走の安田記念の大敗は明らかに距離が原因」と領家師は説明する。放牧先から直接、函館に入厩したのが7月30日。佐藤哲が駆けつけた1週前追いでは一杯に追われ、5F68秒0-38秒3-12秒6をマークするなど順調な調整が続く。

火曜朝、調教を見届けたトレーナーは「入厩後は何の問題もなくきている。ちょっと時計のかかる洋芝で千二。今の状態で、このメンバーなら58キロでもやれる」と反撃を意識する。佐藤哲も「確実に千二の方がいい。変な競馬はしないと思う」と手応えを口にした。

「このあとはスプリンターズSへ」と指揮官は明言した。これまでGIでは鼻差2着が2回。再びGI獲りに挑むためにも、得意の舞台で復活ののろしを上げたい。

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