ジャパンC/“父子制覇”だトーセンジョーダン

【競馬ニュース】


光り輝くGIの勲章を手に、トーセンジョーダンが再び栄冠奪取を狙っている。7番人気の伏兵が樹立したのは1分56秒1の日本レコード。秋の盾は圧巻だった。「冗談(ジョーダン)かなと思ったよね」。レース後の池江師はジョークを交えて驚きの表情を見せたが、早くからその素質を高く評価していた。

未勝利勝ちから3連勝し、クラシック候補に挙げられたほどだったが、裂蹄に悩まされて出世が遅れた。「今は状態がいい。爪も大丈夫だからね」。不安が解消したことで、ようやく能力を発揮できるようになった。レコード駆けの反動も感じられない。「前走後は坂路入りをこれまでよりも3、4日ほど遅らせたけど、大事を取っただけ。また良くなっていますよ」。順調に攻め馬を消化して、第2のステージへ仕上げてきた。

2400m戦は初めてになるが、昨年のアルゼンチン共和国杯(2500m)でGIIを制した実績を持つ。「休み明けの2400mだと、もうひとつだろうけど、1度使っている。むしろ2000mよりも2400mの方がいいでしょうね。ゆったりと運べるから」。折り合い面に不安のないタイプだけに、距離延長は歓迎だという。

切れを見せた秋の盾の再現なるか。ただ、トレーナーのイメージする競馬は前走とは違う。「前走のようなためる競馬では届かない。前走はハイペースでああなっただけ。前々で本来のしぶとさを生かす競馬になるんじゃないかな」。最後まで抜かさせなかった札幌記念AJCCのような先行押し切りを描く。

東京は父ジャングルポケットが3戦無敗を誇った舞台だ。自身も4戦3勝、2着1回。府中巧者の遺伝子を受け継いだ5歳馬が“父子制覇”を果たす。




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