クイーンS/コスモネモシン、雪辱期す丹内と一発ムード
【競馬ニュース】
函館記念に続き、函館2歳Sでも1番人気で結果を出せず、丹内の地元・函館での重賞初Vはならなかった。その丹内は開催地が札幌に移る今週以降も函館に居残り。火曜の朝も先週の無念さを押し隠しながら、黙々と滞在馬の調教にまたがった。
クイーンSでコンビを組むのは、函館2歳Sのコスモメガトロンと同じ清水英厩舎のコスモネモシンだ。もちろん、この馬の調教にもまたがっている。「先週、結構やって仕上がっている」と話した1週前追いは、函館Wで僚馬に楽々先着。5F66秒3をマークした。
「放牧先も含めて乗り込んでいるからね。7日の日曜にも時計を出した(同65秒8)ぐらい元気だよ」と笑顔を見せたのは菊地助手。「鉄砲も利くタイプ。距離もぴったりだし洋芝も合いそう。あとは“アイツ”がうまく立ち回ってくれれば」と期待を寄せる。
もちろん、“アイツ”も心中期するものがあるだろう。「何とかこの馬で巻き返さないと」と丹内。人気のプレッシャーから解放されそうな今回は、一発があるかもしれない。
関西勢で唯一頭、札幌競馬場で調整されているブライティアパルス。7月31日に入厩して、ここまで順調な乗り込みを消化。3か月ぶりの実戦になるが、好仕上がりで臨めそうだ。担当の森田厩務員は「うるさい面がある馬だが、今はだいぶ落ち着いている。カイバ食いも良好。滞在の効果に期待しているんだ」と期待の弁。近況はさえないが、現地滞在で一発ムードが漂う。
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