中山金杯/良血開花だフェデラリスト

【競馬ニュース】

フェデラリストは今春に中央再転厩後、メキメキと力をつけてきた。管理するのは先週、マジェスティバイオでJGI・中山大障害を制した田中剛師。人馬とも勢いがある。

「前走が予想以上に強い勝ち方。レース後すぐ、ジョッキー(蛯名)が“次は金杯ですね”と言ってくれました。どんどん進化してくれていますね」。指揮官は成長ぶりに目を細めた。蛯名も「まぎれの少ない府中で勝ったのだから」とその地力に信頼を寄せる。

以前は弱いところがあり出世が遅れたが、母は現役時代、オークス、エリザベス女王杯を制したダンスパートナー。血統の裏付けもある。「素直でセンスが良くて、乗り味もいい。金杯が終わるまで、うちの厩舎の2011年は終わりません」と指揮官も力の入る一戦。来年、ブレーク間違いなしの明け6歳馬に注目だ。

コスモファントムが連覇に向けて調子を上げてきた。昨年このレースを勝って以降4連敗だったが、休養を挟んで立て直した中日新聞杯で重賞2勝目をゲット。後藤厩務員も「あんなに走るとは」と驚く復活劇だった。「夏場が駄目だったのだろうね。逆にこの時季は毎年いいからね。前走後も具合はいい。普通に考えたら2走目はプラス」と前向きに話していた。

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